【イギリス勤務】輸入食品卸売業界／仕入れ・販売の仕事内容｜30代女性の体験談

食品卸売・小売業界
年齢：34歳
性別：女性

経験した業界と会社の事業内容

食品卸売・小売業界
生鮮食品の輸出入、卸売、小売り販売、レストラン経営

勤務した会社について

従業員数：150人
勤務地：イギリス

その会社での在籍状況について

在籍状況：退職済
その会社での在籍年数：3年6か月
在籍時の年齢：28歳～32歳

その会社で携わった仕事

セールス（販売）、パーチェス（仕入れ）、衛生管理

経験した仕事内容の詳細

主な仕事は卸部門での、レストラン、ホテル、リテールなどへのセールス（販売）でした。 ただし、会社自体はあまり大きくないため、パーチェス（仕入れ）の仕事にも携わっておりました。販売先でのお客様の需要が一番わかっているのがセールス（販売）担当ということもあり、パーチェス（仕入れ）の業務と両方に携わりました。

セールス（販売）担当の仕事の一環として、請求書の発行や、販売記録、セールス分析などもしながら、お客様へのお知らせの簡単なチラシなども作っていました。

また、衛生管理の研修も受け、社内の衛生管理の仕事もしておりました。衛生監査の立会も何度も経験しました。

その会社に入社した志望動機

旅行業界から、食品業界という全くことなる職種からの転職でしたが、旅を通じて日本と外国を繋ぐ仕事から、食を通じて日本と外国を繋ぐという点で共通しており、自分がやりたい「日本と外国を繋ぐ」という点においては、ブレてはいませんでした。

イギリス、特にロンドンでの日本食のブームが目覚ましく、業界に将来性を感じている旨を入社選考では伝えました。

また、旅行業界にいる際に、レストランやホテルとのコンタクトはたくさんあったので、前職のコネクションから、新しいお客様の開拓をする自信があることも伝えました。

年収と役職

年収：約460万円
役職：役職なし

平均的な出退勤時間

出勤時間：午前8時30分
退勤時間：午後7時

仕事のやりがい・よかったこと

その会社に入社して1番よかったことは、自分にとって、本当に尊敬できる人物、社長と部長に出会えたことです。 退職した今も、その社長と、（当時の）部長とはたまに連絡をとっています。とてもカリスマのある人であり、特に社長からは仕事だけでなく、人生観など色々なことを教えてもらいました。

小さな会社だったので、セールス、パーチェス、衛生管理、時には出荷準備や、配達まで色々と経験することができとてもよかったです。

またセールスの仕事は自分の成果、部署の成果が明確に見えるところにとてもやりがいを感じてしました。

仕事の苦労・よくなかったこと

会社創設者である社長が現役であったため、どうしてもワンマン経営になりがちでした。どれだけ準備してきたものでも、社長の一声ひとつで一変してしまうという点は、苦労でもありました。

また、大きな会社ではなかったため、色々なものがシステム化されておらず、非効率なことが多く発生ししていました。 ちょうど私が入社した時期が、会社の様々な業務をシステム化しようと動きだした頃でしたので、会計ソフトなどの新しいシステムの導入で混乱することもしばしばでした。

その業界の特徴

この業界は、男性がとても多く、女性は少ないです。私の扱っている商材に特有かもしれませんが、かなり専門的な知識を持った人が多く、とことん働く人、時間を顧みない人が多かったです。

仕事柄、かなりの回数でランチやディナーをレストランですることが多く、シェフとも対等に話すことが必要なため、グルメな人、料理ができる人が多いのが特徴です。扱っている商材以外にも、お酒やワインといった知識が豊富な人が多く、そのようなグルメ志向の高い方が活躍できる業界だと思います。

これから就職を考えている人へ

食べることが好きな人には、最適な職業です。会社が扱っている商材以外にも、ワインやお酒、食器などの知識があると大変役に立ちます。 自分の扱う商材はもちろん深い知識が必要ですが、関連する商材、分野においても知識を深めておくといいと思います。

また、輸出入に関する最低限の知識（インコタームズなど）は必要なので、勉強しておいて損はありません。

衛生管理の知識も間違いなくプラスです。会社によっては、セミナーに行かせてくれるところもあるので、機会があれば積極的に参加すると良いでしょう。

photo／Franco Folini

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